いや別にこの日はドイツ料理を食いにいこうとかそういう雰囲気ではなかったのですが。おなかがすいたので前々から存在に気付いてはいたものの、見てみぬふりをしていた「ビアスタンド ワロン」に挑戦してみることになりました。
なんで見てみぬふりをしていたかというと、ハッキシ言ってドイツ料理屋には見えなかったからです。上の写真をご覧なさい。いいですか? 店はあれだけです。奥行きもないし、写真の切れているところからぐいぐい続いているわけでもありません。実際もあそこまでです。全面積は私の部屋より狭いかもです。横3m縦5mぐらいです。どうなっているかというと、このスナックとかが立ち並ぶ雑居ビルの、螺旋階段の下にある空間に壁とか作って、そこにガスとか電気やらを通して店にしているわけです。要は動けない屋台みてえな感じです。そんなとこに15、6人詰まっているわけです。異様です。
しかし、看板にドイツがなんちゃらとか書いてあるのですからこれはもう行ってみるしかないでしょう、つうことになったわけですよ。そういうわけで我々はまず、正規の入り口から入ってみようと試みました。すると、そこには仕事の終わったホステスさんたちグループが占拠しており、入れないのです。店のママが裏から入って頂戴というので裏から入ってみることに。裏から入ってみる。せめー。つか一杯だ。飲み終わってダベっていたサラリーマン2人が席をたったのでなんとか入店成功。席につく。
小さなテーブルが5つ。真ん中に厨房のようなコーナーが(螺旋階段の低くなっているあたり)ある。そこにいるオッチャンがシェフであろうか。つか、ここは居酒屋ではないのか。よく屋台でおでんとか食いながら愚痴をこぼすようなところじゃあねえのか。でもまあいっか。ドイツ料理が一応食えるっつうことなのだから。するとそこに……
ジャジャーン。ひ、冷やっこ登場。 どうやらこれがお通しらしい。ワ〜イ。いい感じになってきたゼ〜。とりあえず飲むか、とドイチュビアを頼む。今まで見てきた店の中では格段に安い。1瓶たったの500円だ。これはいい。そんでジャーマンフランクにアイシュバインをオーダー。階段の下にあたる狭い空間にあるのは電子レンジと流しと、そんぐらいではないかと思われる。そこでシェフっつうかおやじがせせこさと料理を作る。まず出てきたのは、白ソーセージにレタスの付け合わせ+冷ザワークラウト(少量)。白ソーセージだがこれはうまいかもしれん。なるほど、表にポスターを貼っているだけあっていいのを仕入れているのだろう。なによりも安いのがいい。レタスの意図はようわからんが、まあ野菜不足の生活だったようにも思えるのでうまいうまい。ザワークラウトは申し分程度しか載っていないが、まあどこぞのドイツ村みたいな漬けもんではなく、一応ちゃんとしたザワークラウトだ。
続いて、アイスバイン登場。今度もまたレタスの山。さっきと違ってドレッシングがかかっている。んで、トッピングに冷たいアイスバインのスライスがのっかているんだな。なるほど、こりゃーある意味本物よりも食いやすいかもしれん。酒のつまみには最適かもしれんな。パクパク食い尽くして、ソーセージを追加する。向こうの子連れのホステスが子供に向かってあそこのおニイチャンカッコイイね〜などと私を見ながら言っている。ふふン、なかなかいい店じゃねえか。つうかまわりはみんな知り合いのようだ。酔っ払いどもの巣窟。常連たちの隠れ家のような感じなのかな。打ち解けれれば居心地いいんだろうな、などと考えながら食い終わる。ゴチソウサマ。
えーと。…1人たったの1500円?? こりゃ安い! タハー!
つかね! ドイツ料理屋じゃあねえなこりゃ! 居酒屋だよ! でも感じは悪くねえ! 悪くねえよ! 安く本物のドイツビア(3種類ある)が飲めるし、いいソーセージもあるしな! まあでも他のメニュウは実に普通の居酒屋だ! つかもうなんつったらいいのかおれにはよくわかんねえや! まあへんなドイツ料理屋行って大枚はたくぐらいならここで飲め!って感じだな!
| 店の雰囲気 | :★★★☆☆ 3 |
| 味 | :★★★☆☆ 3 |
| ボリューム | :★★★★★ 5 |
| メニュー | :★☆☆☆☆ 1 |
| 本格度 | :☆☆☆☆☆ 0 |
・Praesidenten Alt (\500×2)
・アイシュバイン (\900)
・ジャーマンフランク (\500×2)
・冷やっこ (\50×2)
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