
「肉食いにいこうぜ。」突然ます夫が口を開いた。ふむそうするか、などと会長と企画部長は頷き、どこの肉屋にしようかと2人が相談する中、後部座席のます夫は眠りにつく。朝からなんも食わずにチャロンなどというとりとめのない事をしていたこともあり、ハラの減りがある一定の値を超え、肉欲へと昇華したのである。相も変わらず車の後ろでひとりグーグー寝ていた30分ほどしてます夫は突然起きあがり、なにかブツブツつぶやいたあと「お前らが焼肉屋の話しをするからいけないんだ!」とわけのわからない寝言を言い出す。どうやら肉食いにいこうぜといったのはわれわれが焼肉屋の話をしていたからだということらしいのだが。なんかようわからんが置き忘れの電話をとりにきたという愛を加えた4人で「最近いきなり思い立った肉汁会ばかりのせいでソウルと牛角ばっかりなので、たまには行ったことのない店に行こう」というコンセプトで久々に焼肉屋探索を行うことにした。そこで三軒茶屋付近で246から環七に入ったところに焼肉食い放題があったような気がしたのでそこいらへんへ向かってみる。が、店はあるにはあったのだが、真っ暗でとても食い放題などという景気の良さは感じられず、というかどっちかっつうと潰れているみたいだったので取りやめて246をそのまま南下。そこで駒澤大学付近ででかい「焼肉」のネオンがあったことを思い出す。そこに行ってみようということになり、今まで何度も通りすぎてはいたが全くシカトしていたこの焼肉屋に入ることにする。入り口までいくが値段が書いてない。階段を上る。まだわからない。自動ドアをくぐる。店の中で店員がやってくる。ここでやっと値段がわかる。上カルビや和牛などは800〜1000円ぐらいはいくが、われわれは少ないタネでどこまでうまい肉が食えるかを追求する方針。高い肉がうまいのは当たり前。安い肉がどこまでうまいかが重要なのだ。そこで気になるのは通常のカルビの値段だ。480円。まあそこそこ安かったので入ることにした。とりあえずいろいろ種類がある(珍しいところでは蜂の巣刺)ので驚くが高いものが多いので安いものから選んでゆく。カルビ6、ハラミ2、豚ロース2、レバー2、ご飯大3小1。肉が運ばれてくる前に焼く場所をチェック。ガスだ。だが、普通ならば鉄網がかけられそうなものだがこの店のものは網というにはちょっと…。どちらかというと鉄板に四角い穴がいっぱいくりぬかれているという感じで、白銀に輝いているのだ。なにか奇妙だ。タレを小皿にとり、味見をしてみる。ゴマ油。に、市販の焼肉のタレ(モランボン)を混ぜているものだと思われる。肉が運ばれてきた。…!? 渋谷の回転寿司に出てくるようなマグロに酷似したものが出てきた。こ、これは…? ぬめぬめと輝く肉はとてもカルビとは思えない様子だ。とりあえず焼いてみる。…肉が白い…。マジで。普通では考えられないような色に。ツナ缶のツナのような色だ。食うとパサパサに乾いていてこれっぽっちの肉汁もない。これマジで牛肉か? なんか血抜きでもされているのかそれともしゃぶしゃぶ用の肉なのか。最悪な歯ごたえ、舌触り。へんな肉担当のます夫は「悪くないよー」などといっているが正気の沙汰ではない。6人前も頼んでしまったカルビの処理をどうしようかと悩むがハラが減っていたせいかなんとかなった。われらの欲求を満たすにはまだ足りん。とはいえあんな白いカルビはもう見たくもない。タンは少し高いがタンも加えて総合的に採点してみるか、と追加でハラミ2、タン塩2、豚ロース2、ご飯中3をオーダー。ハラミはこの店ではマシなものだが普通の店で出てくるようなハラミと比べれば肉汁がない。ちなみに豚ロースというのはいわば、ハムステーキのようなもの。こんなもんどこで食っても同じだ。タンは…諸君は飲み屋で焼肉を食ったことがあるだろうか。あんな感じだ。四角い、人工のタン。塩のふりすぎで風味も何も無い。こんなもんか。1人2500円。ううわあ、まずいわあ。ヒデエなこりゃ。駒沢のピーポーはこんな肉食って満足してますか。でも異常にハラへってたからまだマシに感じた。レビュウでは4点もつけてしまったが常人が食えばこんなもんではすまされないと思われる。もしかしたら上カルビとかなどの高いもんはうまいのかもしれないが、貧乏人をないがしろにする態度は許せん。しゃぶしゃぶ用に血抜きした肉をカルビに混ぜるな! 分かるんだぞ! なめんなよ! |
参加者![]() 会長 ![]() 元王様 ![]() 愛 ![]() ます夫 |